U:サガ10th記念イラリク企画-エデルとトゥース

――懐かしいと言って、良いのだろうか。
――どこかで感じたおぼえのある気配。
――そうして、嗅ぎ慣れた、死のにおい。
――閉じられたままの瞳は、おそらく一片の光をもうつさないだろう。
――だが…。
――その瞳の宿す「光」は、「あの男」と同じ色をしているのだと。何故だかそう確信出来た。
――だからこそ、同じ気配を感じたのだろうか。
「…そちらへ行っても構わないだろうか。私は吸血鬼だが」
「ああ…構わぬよ」
――はっきりと、「懐かしい」と感じさせる風がふいた。
――…そんな気がする。

やります!
…と言ってから余裕で1年ほど経過してしまいましたが、何とか1枚目が完成です。
お題は、「エデルとトゥース」。
「(ヴェントと中の人が同じ)エデルとトゥースが会ったら」ということで下さったお題でした。
色々迷った挙句に抽象的な感じになりましたが、トゥース的に、雰囲気からヴェントよりも先にブリズのほうを連想して色々と思うところがあるのかなあ…と思ってしまったら、ちょっとときめいてしまいました。
こんなにステキなのに盲点な組み合わせのお題、ありがとうございました!

おまけのネタ漫画もどうぞ。
「俺だと思った? 残念、エデルさんでした!(と見せかけて実は俺)」

画像直リンク。トゥースが訪問した理由はタイトルに込めました。

2013.9.28